電磁波の単位
電磁波の単位は、電磁波の種類(低周波か高周波か)により違います。周波数の違いにより電磁波の特性や特徴が異なり、 ひとつの単位で表示することができません。
どの単位で表示するかにより、数値は大きくもなり、また小さくもなります。 電磁波の単位には注意が必要です。
低周波電界(場)の単位
電界(場)の強さを表す単位は「キロボルト/メートル(kV/m)」や「ボルト/メートル(V/m)」を用います。 1kV/m=1000V/m=10V/cm
低周波磁界(場)の単位
ガウス(G)というのは磁束密度の国際単位で、1平方センチメートルあたりの磁力線の数値を指します。1997年に磁束密度の国際単位はガウスからテスラ(T)に変更されました。しかし、今でも磁界の単位はガウス(G)またはテスラ(T)で表示されています。
1G(ガウス)=0.1mT(ミリテスラ)=100μT(マイクロテスラ)
10,000G(ガウス)=1T(テスラ)
10mG(ミリガウス)=1μT(マイクロテスラ)
1mG(ミリガウス)=100nT(ナノテスラ)
高周波電磁波の単位
高周波電磁波の単位は、非常に高い周波数の為、低周波のように電界と磁界とに分けて表示することができません。そのため電力密度というエネルギー量の単位(μW/m2等)で表示します。 電力密度は、電磁波の伝わる方向に対して垂直な単位断面積当たりの通過電力の事です。単位は「ミリワット/平方メートル(mW/m2)」、「マイクロワット/平方メートル(μW/m2)」、や「マイクロワット/平方センチメートル( μW/cm2)」などを用います。
1μW/m2=0.0001μW/cm2
1,000μW/m2=1mW/m2=0.1μW/cm2
1,000mW/m2=1W/m2=100μW/cm2
電磁波単位換算表(PDFでダウンロードできます)